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2012年07月30日(月)更新

240730 その手を掴むか 掴まないか は相談者自身が決める事・・・


お世話になります。あなたの「心の友」(^^)自分品質向上委員会 委員長の渡辺です。







毎日 暑い日が続きますね。





水分補給を忘れずに、自分の身体とのコミュニケーションもしっかりと取りましょうね♪







では、コミュニケーションワンポイント講座:達人への道の第52回目をお送りします。





あの人素敵だなぁ~ と思える人の共通項は「コミュニケーション力が高い」「人との関わり方が上手い」です。





そして、「自分とのコミュニケーションも上手に取っている」という点です。





あなたの周りにもいますよね? 見た目が素敵な人ではなく、心理的に素敵な人です。









今回お送りするコミュニケーションのワンポイントは  「 そっと手を差し伸べるだけ 」 です。











自分品質向上委員会の皆さんなら、日頃から色々な相談をされると思います。







相談される人と相談されない人にはどんな違いがあると思いますか?









色々と知識を持っているから








・上司や先輩だから








・教え方が親切だから








・ただ その人と話がしたいから









色々な要素があると思いますが、相談をしようと思っている人は「誰に相談しようかな?」と人を選びます。そして、この人なら私の相談を聴いてくれるだろう(私を受け止めてくれるだろう)という人を、目で見た情報で相談する人を決めます。







そう! 相談するという事は、相談する前段階の「見た目」でまずこの人に相談するか? しないか? を選別をしているのです。









さて、皆さんは 知人や部下などから相談を受けた時 どうしていますか?







その相談内容に合ったアドバイスをしますよね。









では、その相談をしに来た人が、あなたのアドバイスに対して「でもぉ~」とか「しかしぃ~」とか言って、あなたのアドバイスを受け取ろうとしなかったらどうしますか?







なんだよ! 相談に来たのにアドバイスに反発しやがって!!   と腹を立てますよね。











では、その相談をしに来た人が、あなたのアドバイスを受けて「はい! そうですよね。分かりました!」と受け取ったにもかかわらず、そのアドバイス通りに行動等をしなかったらどうしますか?







なんだよ!! 折角アドバイスしたのに、何にもアドバイス通りにしないじゃんかよ!!(怒) とやっぱり腹を立てますよね。











これは 普通に 当たり前の反応だと思います。









このような時、当たり前に普通に反応していたら自分品質向上委員会的な学びや自己成長はないじゃないですか♪ ですので、次に自分品質向上委員会的な考え方・方法を 二つ ご紹介しますね。











一つ目は、相談を受けたらストレートにアドバイスをしないで、「あなたはどう思っているの? どう考えているの?」と一旦 質問を投げてあなたがアドバイスをする前に相手の考えなどを事前に言わせるという方法を取る事です。







私達は







・本当に本当に本当に困った





・全く持ってやり方が分からないけどどうしてもやらなければならない事がある





・どうしても知りたい







という切羽詰まった状況やアドバイスをもらわないと絶対に物事を進める事が出来ない状況、知的好奇心旺盛な時であれば、アドバイスを受け取り、それを実行する行動を起こしますが、【 根本的には人からのアドバイスには反発 】をします。













事実、イヤでしょ 人から「ああしろ こうしろ」と言われるのって(笑)








表面では「そうですね」とか言いながら、行動に移さないという形で



反発している意志を表現したりして・・・(笑)













基本、一方的な押し付けアドバイスは「人は反発する」んです。











相談をしに来た人は実は自分なりに「こうなんじゃないかな・・?」「こうだと思うんだけど、他の人に意見も聴いて参考にしてから結論を出そう・・・」 と 【自分なりの答え】を持っていながら相談に来ます。







そして、アドバイスしてくれた内容が自分の考えと一致していれば素直に受け取り行動に移します。





しかし、アドバイスしてくれた内容が自分の考えとは違ったり全く反対のアドバイスだとすると、元々自分なりの答えや考えを持っている上での相談ですから、そのアドバイスには従いたくないんです。自分の考えや答えを優先したいんです。













だったら、相談なんかしないで自分の考え通りに行動すればいいんじゃん!!  と思う人もいるでしょうけど、基本「不安」なんですよね。







不安だから相談をする。けど、一致していなかったら反発して自分の考え通りにしたくなる。でも不安だから他人の考えも聴いてみたい。でも自分の考えが優先。いちよう アドバイスを受けたい。けど、素直にそのまま従いたくない・・・・・・











全く 人間て めんどくさい生き物ですよね(笑)








でも、 それだけ 私達の心は常に揺れ動いているんです。








揺れ動いている事が 【 当たり前 】 なんです。



基本は「不安」なんだから。











だから、それには、あなたがアドバイスをする前に、一旦 質問という形で「あなたはどう考えているの?」と相談をしに来た人の心の奥に持っている「自分なりの考え」を引き出しておいて、その「相談者自身の自分なりの考え」をベースにしたアドバイスなら相談者自身は反発が少なくて受け取ってくれます。

















次に 二つ目ですが、あなたのアドバイスを受け取るか? 受け取らないか? そして、その後に 行動するか? 行動しないか? の選択権は相手にあるんだという事を理解してアドバイスをするという事です。







「アドバイスをする」って アドバイスをする側に「どうだぁ~ すげぇ~だろうぉ~」「俺は(私は)物知りだろうぉ~」「教えてやるぜぇ~~」的な心理が少なからず存在してしまいます。







心理的な上下関係です。



アドバイスする人= えらい人 みたいな感じです。











そんなことはない!!







と反論する人もいると思いますが、自分が自分として存在している価値を表現・アピールする為に、自分自身を守る為に、自分自身で自分を感じる為に 「アドバイスをする」という形を無意識に取っているという事も有ります。











相談者の代わりにあなたがしてあげることはできません。








何から何まで事細かにアドバイスをすることもできません。








アドバイスをしてあげる事自体が その相談者自身の成長を妨げる事もあります。








依存的な関係は負担になり 必ず破綻する時が来ます。











自分品質向上委員会のみなさんのような、素敵な人になろうと向上心を持っている人達だからこそ、アドバイスをする方もアドバイスをされる方も、「アドバイスに依存しない」関係を意識する事が大切なんです。













・相手ができる事は相手ができるように自立的・自律的な形にして伝える





・アドバイスはあくまでも求められたらする





・受け取る 受け取らない かは 相談者自身に選択権がある





・あたなが援助をした時、相手がその援助を受け取らないという選択をしたとしても それはそれで良しとする













相談相手に気に入ってもらえる為にアドバイスをするのではありません。





あなたのアドバイスは、相手に貢献をしたいという愛情から発しているのであれば、仮にあなたの愛情に相手が返してこなかったとしても気にする必要はありません









あなたは そっと手を差し伸べるだけです。






その手を掴むか 掴まないか は相談者自身が決める事なんです。











 

2012年07月27日(金)更新

240727 コミュニケーションセミナー ~ 根底にある重要な事は・・・~ in 岡部町商工会


お世話になります。Officeパートナーの渡辺です。





毎日 暑い日が続きますね。





皆さんは 体調はいかがですか? バテていないですか?









昨日、岡部町商工会のスーパー経営指導員の青木さんが企画をしてくださいました、コミュニケーションセミナーの講師をしに岡部町商工会へ行ってきました。





岡部町商工会ホームページはコチラ







24年7月26日 岡部町商工会コミュニケーションセミナー




岡部町商工会のスーパー経営指導員の青木さんとは、全国商工会連合会さんの経営支援マネージャー取得必須研修「小規模企業支援能力研修」に青木さんが参加してくださったのがご縁で知り合いになりました。









昨日の研修では、岡部町の商店街の店主の方や奥様、後継者の方がお集まりになっていただき、約3時間 お話をさせていただきました。







仕事をする上で、お客様と、従業員とのコミュニケーションはとっても大事です。参加くださいました皆さんも お客様とのコミュニケーションを良くするには? 家族とのコミュニケーションを良くするには? という目的でご参加くださいっていました。







セミナーでは、理論的なお話 + 実体験 + 私の実例 などを組み合わせて、対人関係を良くするヒントをご提供します。





24年7月26日 岡部町商工会コミュニケーションセミナー






私のコミュニケーションセミナーは 接客や接遇といった内容ではありません。 もっと 根本的な、コミュニケーションを交わしていく上でのコミュニケーションの根底にある部分をメインに扱いますので、このセミナーでの学びは 仕事の上でだけでなく、生活していく上で、家族とのコミュニケーションにも、友人知人とのコミュニケーションにも応用が効く内容です。





テクニック的な話は 本屋さんへ行って書籍を買って読んでいただければある程度は知識として知ることが出来るでしょう。でも、テクニックという道具を使う時に、どのような事を前提でそのテクニックを使うのか?を知っていないと、宝の持ち腐れになってしまいます。









だから私のセミナー時間の半分以上は



【 コミュニケーションを交わしていく上での大前提でもあり、



コミュニケーションの根底にある大事な事 】



に時間を割きます。











24年7月26日 岡部町商工会コミュニケーションセミナー




この部分は 私達は分かっているようで忘れてしまう、理解しているようで頭から抜けてしまう 事なんです。でも とっても大事な事なんです。









いつものように 体験をしてもらい、その体験をベースに理論的なご説明をして、【腑に落ちる】お話をさせてもらいます。









体験した人にしかわからない。








セミナーを受けた人は そうぉ~だよねぇ~ と 腑に落ちる











そんな ライブ感覚のセミナーです。







24年7月26日 岡部町商工会コミュニケーションセミナー








ご参加いただいた皆様 ありがとうございました。





是非、セミナーで学んだことを、仕事場で、お店で、ご家庭で 活用してください。









コミュニケーションは「技術」です。 実践して使った人ほど上手になります。





セミナーで学び、実践していくことによって今まで以上に豊かで幸せな人生を送られる事を心より願っています。







2012年07月23日(月)更新

240723 「レッテル」は誰がつける? レッテルを剥がして・・・


お世話になります。あなたの「心の友」(^^)自分品質向上委員会 委員長の渡辺です。





そして、暑中お見舞い 申し上げます。




これからが 夏本番! 今年の夏も素敵なコミュニケーションを交わしていきましょう♪









では、コミュニケーションワンポイント講座:達人への道の第51回目をお送りします。







あの人素敵だなぁ~ と思える人の共通項は「コミュニケーション力が高い」「人との関わり方が上手い」です。





そして、「自分とのコミュニケーションも上手に取っている」という点です。





あなたの周りにもいますよね? 見た目が素敵な人ではなく、心理的に素敵な人です。







今回お送りするコミュニケーションのワンポイントは  「 ベリッ!  ポイッ! 」 です。













みなさん「 レッテル 」という言葉 知っていますよね。









「 レッテル 」とは、Wikipedia によると、 元々はオランダ語で商品などに貼り付ける札(ふだ)のことである。ラベルまたはレーベルが転じて、人や物事に対する類型化された評価のこと。だと説明してあります。





人や物事に対する評価です。 そして、どちらかと言うと 良い意味での評価ではなく、悪い意味での評価として「レッテルを貼る、レッテルを貼られる」と使う事が多いと思います。













だらしない男としてのレッテルを貼られる








粗悪品しか扱わないお店とレッテルを貼られる








約束を守らない人というレッテルを貼られる











こんな 使い方をしていますよね。







このレッテルは その人、そのお店、その品物などの、 嫌な点、ダメな点、出来ていない点などにフォーカスを当てて、その人やそのお店などを表します。









このようなレッテルを貼ったり貼られたりしている状況に遭遇した時、自分品質向上委員会的なコミュニケーションの見方をしてほしいんです。









どんな見方をして欲しいのかと言いますと、











1) レッテルはあくまでも その存在・物事のある一面しか表現していないという事






2) 勝手に「貼られる」 他人評価である事









という見方をして、レッテルに左右されないようにして欲しいんです。









私達は単純な一面的な生き物ではありません。自分自身を振り返ってみれば分かると思いますが、しっかり者の自分もいれば、だらしない自分もいます。自信に満ち溢れている自分もいれば、弱気で自信がない自分もいます。明るい自分もいれば 根暗な自分もいます。













そう!



私達の心、私達の存在、は



とても多様性があるんです。













でも、レッテルを貼られる時は 私達のある一面しか見ないで評価をするのであって、その他の面があるにも関わらずそのほかの面は評価しません。それでは、その人自身を正しく表現する事なんてできないじゃないですか。







だから、私達 自分品質向上委員会のメンバーは レッテルが貼られている一面だけでその人を評価・判断しないように心がけましょう。









そして、「レッテル」は 表現の仕方から分かると思いますが、「貼られる」モノなんです。







他人があなたのある一面だけを見て、勝手に「時間にルーズな人」とか「約束を守らない人」とか「片付けができない人」とか「トラブルメーカー」とか「自己中な人」とかのレッテルを貼ります。









勝手にレッテルを貼られたあなたにしてみれば、







・そんな ある一面だけを取り出してレッテルを貼られても困る






・他にもいい面もあるのに






・レッテルをつけた お前! お前は過去に時間に遅れたことは一度もないのか? 約束を守れなかったことは一度もないのか? 常に整理整頓が出来ているのか? 問題やトラブルを起こしたことがない人生を送っているのか? お前自身は完全完璧な人間なのか?







そんな事 思いますよね。









正直 レッテルは【 余計なお世話 】 ですよね(笑)









他人から見えている自分を気にしだしたらキリがありません。





Aさんはあなたのある一面を見て「あなたは時間にルーズな人」だとレッテルを貼り、Bさんはあなたの別のある一面を見て「あなたは片付けができない人」だとレッテルを貼り、Cさんはあなたの別のある面を見て「あなたは自己中な人」だとレッテルを貼る





そんな AさんやBさんやCさん達のそれぞれの評価(レッテル)を気にしだしたら 生活していけません。私達は個人個人 それぞれに 価値観やモノの捉え方、評価の仕方がなどを持っているので、100人いれば100通りの評価(レッテルの付け方)があります。5000人いれば5000通りの評価(レッテルの付け方)があります。







でも、所詮は 「他人が見た他人の価値観・色眼鏡によるあなたの評価(レッテル)」なんです。あなたの人生の主役はあなた自身です。あなたがあなたの人生をどうしていきたいか?を元に、あなたのやりたい事、歩みたい人生をあなたなりに歩んでいけばいいんです。









他人が貼ったあなたへのレッテルは その人の勝手な思い込み。確かにあなたのある一部分は表現しているかもしれないけど、あなた自身を正しく表現している訳ではない。 自分の評価は自分ですればいいんです!













そして、自分品質向上委員会のメンバーとして注意してほしいのが、貼られたレッテルが独り歩きして、周りの人も先入観を持ってそのレッテル通りにその人を見てしまう事があるので、ニュートラルな心で見る事です。









また、レッテルを貼られた人自身も「私はそうなんだ」と思い込んでしまう怖さを持っていますので、あなたの周りにそういう人がいたら 是非 教えてあげてください。











レッテルは










・あなたのある一面でしかなという事








・他人の色眼鏡でみたあなたでしかないという事








・他人の価値観に左右されるのではなく、あなた自身の価値観で人生を歩ことが大事である事













誰かに勝手に貼られたレッテルなんて、剥がしちゃえばいいんです!!









ベリッ!  ポイッ!






   ベリッ!  ポイッ!






      ベリッ!  ポイッ!





っとね♪  そんな他人の色眼鏡の評価表なんて あなたにとって何の役にもたちませんから♪











付箋をクシャっと丸めて ゴミ箱にポイッ と捨てるが如く、







ベリッ!  ポイッ!






   ベリッ!  ポイッ!






      ベリッ!  ポイッ!









っと剥がしちゃいましょう♪











そして、あなた自身で 「最高に素敵な私♪」「魅力的な私♪」「キラッキラに輝いている私♪」という 気持ち良くて楽しくて嬉しいレッテルを自分で貼りましょう♪









2012年07月19日(木)更新

240719 よりよい関係づくりの為のコミュニケーション力向上研修 in 宮城県商工会連合会


お世話になります。Officeパートナー代表の渡辺です。





先日、宮城県の商工会職員さんのコミュニケーション力を向上させるための研修を中小企業大学校仙台校で実施してきました。







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今年度、商工会法施行50周年を迎えるにあたり、商工会では





「商工会は行きます 聞きます 提案します~会員満足向上運動~」








のャッチフレーズのもと、会員増強・組織率向上にむけた「会員満足向上運動」及び法制化50周年記念事業を強力に進めています。








商工会法施行50周年を迎えて









そのような会員満足向上運動として、商工会活動の原点である巡回訪問によるきめ細やかな経営支援サービスを提供する事を全国の商工会では 計画実施しています。





会員事業所さんへ訪問し、事業所さんの抱える様々な経営の問題を顕在化させ、社長自身の悩みを引き出し、事業発展・事業回復への可能性を社長とともに検討し導き出すためには、商工会職員さんのコミュニケーション力の向上は必須課題です。





それらを踏まえて、宮城県商工会連合会さんは、県下33商工会の経営指導員及び事務職員さんたちのコミュニケーション力の向上を図るために、私(渡辺)へ職員研修の依頼をした経緯があります。







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会員事業所さんにしてみれば、商工会の経営指導員さんでも、事務職員さんでも、「●●商工会」の看板を背負った商工会職員さんという認識があります。







・経営指導員だから、色々な経営相談に対してアドバイスをもらえる





・事務職員だから、アドバイスはしてもらえない







そんな区分はしていないでしょう。









中小零細企業、個人事業主にとって、商工会は身近な経営相談駆け込み寺です。商工会の誰でも相談に乗ってくれて、問題解決のアドバイスをしてくれるだろうという認識でしょう。





そのような流れを考慮して、宮城県商工会連合会さんは、商工会職員全体のレベルアップ・相談業務レベルの底上げが必要と考えたそうです。









今回 私が講師をした商工会職員さんのコミュニケーション力を向上させるための研修では、





・経験年数6年以下の経営指導員さん





・経験年数15年未満の事務職員さん





が研修対象者です。まさに 指導経験の浅い経営指導員の方、現場での経営指導経験を通常はしない事務職員の方をあえて対象にして、コミュニケーション力向上を狙った研修です。





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参加された職員の皆さんが会員事業所さんとどんな関係づくりがして行きたいか? ここがスタートです。







相手との関係に合わせたコミュニケーションを取る事が大事です。








深く関わり合いたいのか?  浅く関わればいいのか?








経営指導員としてのあなたの存在意義は?








商工会の存在価値は?











それは、コミュニケーションの量や質によって 大きく変わるでしょう。









私自身は自分がかかわったクライアントさんとは 深く関わり合いたいと常に思っています。沢山いるコンサルタントから私を選んでくれた訳ですから、クライアントさんのお役にたてる事が私の存在意義です。









商工会の経営指導員のみなさんや商工会職員の皆さんもきっと私と同じでしょう。









会員事業所さんの為に何ができるか? どうすれば会員事業所さんのお役に立てるか?





常に考えて実行している事でしょう。









そのような会員事業所さんとの関わりをしていく上で、今以上により良い関係づくりができるようになるのが今回の研修の目的です。





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コーチング的な会話の活用方法





ファシリテーション的な話し合いの技法





を体験してもらいながら学んでいきます。言語を活用したコミュニケーション、非言語を活用したコミュニケーション、話しやすい環境づくり、積極的な話の聴き方、そして、質問の技法





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会員事業所さんの本音、深い悩み、本質的な問題点を引き出すには 【効果的な質問】が不可欠になります。







しかし、この【効果的な質問】は書籍や文章ではとても伝わりにくいです。文章で例題を使って書いて表現したとしても、行間部分に重要な情報が隠れている事が多いです。





コミュニケーションは千差万別。同じようなシチュエーションでも前後の状況やバックボーンの違い、その時投げた質問の非言語的メッセージ、質問を投げるまでに共有してきた時間の質 キャッチする部分 などによって全く違う答えや話しになる事があります。







だから、セミナーなどでリアルに体験しないと分からない事が多いです。それを参加していただいた経営指導員のみなさんや事務職員の皆さんに体験してもらい、そして、フィードバックをしてもらう体験をしてもらいました。









経営指導の場は 同じ事はどれ一つとないでしょう。臨機応変の対処が必要です。その時に 会員事業所さんとどんなコミュニケーションを交わしているか? 交わすことができるか? とっても大事です。







私達のようなコンサルタントや商工会等の経営指導員、事務職員という人間は、私自身が「商品」です。私達が持つ 経験と知識と情報とコミュニケーション力が商品価値を決めます。









是非 あなたと話がしたい!








あなたでないとイヤだ!








一番に相談したい!









そんな 商工会の経営指導員や商工会の事務職員になってください。





皆さんの今後のご活躍を心より 期待しています!











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2012年07月16日(月)更新

240716 【 幸せな心の栄養源 】 それは・・・



お世話になります。あなたの「心の友」(^^)自分品質向上委員会 委員長の渡辺です。







コミュニケーションワンポイント講座:達人への道の第50回目をお送りします。










あの人素敵だなぁ~ と思える人の共通項は「コミュニケーション力が高い」「人との関わり方が上手い」です。







そして、「自分とのコミュニケーションも上手に取っている」という点です。







あなたの周りにもいますよね? 見た目が素敵な人ではなく、心理的に素敵な人です。









今回お送りするコミュニケーションのワンポイントは  「 無条件の応援 」 です。
















私達が相手を褒めたり応援したりするときのパターンには大きく分けて 2種類のパターン があります。









一つは







・約束を守ったからエライ!(いい子だね)







・カッコいいから、キレイだから 好きです!







・計画通りに進めて よく頑張ったね♪







・あなたは残業をして休みを返上して仕上げてくれるから頼りにしているよ







というような 【 条件付き 】 の応援や褒め方です。












もう一つは







・あなたがそこにいてくれるだけで、私は幸せなんです







・容姿、学歴、年収なんて全く関係ない。私にはあなたの存在自体が大事なんですよ







・どうであろうとあなたを頼りにしています!







・理屈じゃないんです 好きなんです!







というような 【 無条件 】 の応援や褒め方です。
















心理学ではこれら 褒めることや応援すること、相手の存在や価値を認めることなどの刺激を 【 ストローク 】 といいます。










自分品質向上委員会的には やはり 条件付きの応援より 【 無条件の応援 】 をしていきたいですね。













私たちは 頭では 【 無条件の応援 】 が良いとはわかっています。でも、どうしても「見返り」を望んでしまうんです。












” ●●●をしたから(してくれたから) 褒める、応援する、認める ”






” Give & Take の関係 ” 














で考えちゃうんです。
















私達が 相手を褒めたり、応援したり、認めたりすることをする時に、基準となるのが 「価値観」と「フォーカスの位置」です。









「条件付きの応援」をする時は







・私の価値観に合う事(行動や発言、結果など)を相手がしたとき







・「相手がしたとき」という 相手にフォーカスが当たっている







・相手が先、私が後







という条件が揃った時にする「応援」です。















そして、 「無条件の応援」をする時は







・価値観にはきっと合っているだろうけど、そんな自分固有の価値基準の判断ではなく、ただただ応援したい!







・相手がしてくれたとかしてくれないとか全く関係なく、私がそうしたいだけ!







・どちらが先でどちらが後なんて全く関係なく、私がしたいだけ!







という時にする「応援」です。






というか・・・ 「~という時にする」というよりは「しちゃってた!!」っていうのが「無条件の応援」なんでしょう。
















「条件付きの応援」が悪い訳ではありません。これはこれで十分 必要な事ですし、「応援すること自体」はたくさんしてあげたいですよね。










でも、どうせなら「条件付きの応援をする」より「無条件の応援をする」ほうが なんだか自分としても気持ちがいいと思いませんか? 自分も心が温かくなりませんか? 応援している自分自身も元気が出て嬉しくなりませんか? 応援している自分も幸せを感じませんか?


















そう!

 【 幸せな心の栄養源 】 が 

無条件の応援なんです。



















応援(ストローク)のやり方には 大きく 3つ あります。













一つ目は握手したり、ハグしたり、撫でたり、肩をたたきあったり、ハイタッチしたりする身体的な接触による応援です。







二つ目は言葉を使って、あいさつしたり話しかけたり、励ましたり、褒めたりする応援です。







そして三つ目は身体的な接触もしないし、言葉を用いません。それは、まなざしや頷き、相手の話に耳を傾ける、体全体で相手の話を聴き、受け取る応援です。












私たちは 上記のような応援(ストローク)を心の栄養源として活動をしています。心の栄養源が充分あるときは身体的に疲れていても、環境が厳しくても、仕事がメチャ忙しくても頑張れます。










しかし、心の栄養源が少ない時や枯渇しているときは、外的なストレスに対して非常に弱くなり、身体的にも精神的にも弱くなってしまいます。













素敵に見える人、素敵に思える人は 必ずと言って「無条件の応援」による心の栄養源をたくさん持っていますし、多くの人に【 幸せな心の栄養源 】を与えています。












相手に無条件の応援を送ることによって、

相手を幸せにして、

そして、

自分も幸せになる













そんな関わり方ができると幸せですよね。













あなたなら きっと できますよ♪













自分品質向上委員会のみんなで 【 幸せな心の栄養源 】をたくさん創りだしましょう♪










2012年07月09日(月)更新

240709 「教えて」と「育む」で 教育・・・ そして 【共育】へ


お世話になります。あなたの「心の友」(^^)自分品質向上委員会 委員長の渡辺です。





コミュニケーションワンポイント講座:達人への道の第49回目をお送りします。







あの人素敵だなぁ~ と思える人の共通項は「コミュニケーション力が高い」「人との関わり方が上手い」です。





そして、「自分とのコミュニケーションも上手に取っている」という点です。





あなたの周りにもいますよね? 見た目が素敵な人ではなく、心理的に素敵な人です。





今回お送りするコミュニケーションのワンポイントは  「 共育 」 です。











我が息子 小学校3年生になるのですが、1年前には自転車は補助輪なしでは乗れませんでした。





3か月前には 学校のグランドにあるタイヤを跳び箱のように飛び越えるタイヤ飛びが出来ませんでした。













息子が補助輪なしで自転車に乗れるようになるように、休みの日に学校のグランドで自転車に乗る練習を繰り返しました。







こうやって 乗るんだよ!








出だしの蹴りだしはこうだよ!








運転中はあのあたりを見るんだよ!










言葉で説明し、やって見せて、支えながら走らせて・・・・

















トンッ トンッ トンッ とリズムよくタイヤ飛びをしていく同じクラスの女子を横目に タイヤ飛びが出来るように休みの日に小学校のグランドにあるタイヤを飛ぶ練習をしました。







手を着くところはこの辺








ジャンプしたら グッと手で体を押すんだよ








お尻に手を当ててジャンプ中をサポート










言葉で説明し、飛んで見せて、飛べている感覚を体に覚えさせ・・・

















出来ない事が出来るようになると とっても嬉しいですよね






苦手な事を克服すると とっても自信がつきますよね













でも、我が息子・・・ 私が教えている時には 自転車はヨロヨロしてうまく乗れず、タイヤ飛びもタイヤの上にペタンと座ってしまう





なかなか 上手にできません。











手を変え 品を変え、表現を変え、何度もやって見せて、息子が出来るように教えました。







息子は息子なりに 私の教えを解釈して体を動かすのですが、頭で考えているように身体が動かない。そんな自分に時々 イヤになり私の教えに反発したり、イジけたり・・・













このような自転車乗りやタイヤ飛びに限らず、仕事を教える、ルールを教えるなど 私達の生活には「教える」という場面は多々あります。







出来ない事が出来るようになると とっても嬉しいし、苦手な事を克服すると とっても自信がつく事をしっているから、相手に嬉しい体験、自信を持てる体験をしてほしいから、私達は「教える」という事をします。









ただ、ここで自分品質向上委員会的な視点を持つことが大事です。









「教える」事は大事です。





全くの経験のない人へは まず「教える」事から始めますが、ここで教える側として自分品質向上委員会的に気を付ける事があります。







教える側の教え方は、あくまでも教える側の体験にもとづいているだけで、教える人はその方法で出来るようになったかもしれないけど、教えてもらっている人は教えてくれる人と体力も経験も考え方も能力も全く同じではないのですから、教える側の方法で必ず出来るようになるとは限らないという事です。











「こうやれば出来る!」 それはそうだったでしょう。あなたの場合は・・・



 



正確には「私の場合はこうやったら出来るようになった。」です。











あくまでもあなたの体験は相手にとって 「ある一つの情報」でしかないんです。「教える」という事は 【 情報の提供 】なんです。





でも、私達は「教える」という事をする時、その方法が「唯一の正しい方法」と言わんが如く教えます。そんな事はないと思っているとしても、教えても相手が出来ないと「なんでできないの? 簡単なのに 」と 無意識にできない相手を蔑んでしまいます。







あなたの体力・能力・精神力・経験・環境ではその方法で出来るようになった、あなたには合っていただろうけど、相手の人の体力・能力・精神力・経験・環境はあなたと違うのだから、あなたが教える方法以外の方法が相手の人にとっては合うかもしれません。









しかも、一般的な「教える」という方法・考え方ではあなたが出来ないことを教えることが出来ない事になります。





私の妻はタイヤ飛びが出来ません。鉄棒の逆上がりができません。だから、私の妻は息子にタイヤ飛びや鉄棒の逆上がりを教えることが出来ません。











でも、自分品質向上委員会的な「コミュニケーション力が高い」「人との関わり方が上手い」方法での「教える」は 単に 【 情報を提供する 】だけです。





自分品質向上委員会的な



「コミュニケーション力が高い」「人との関わり方が上手い」方法での



「教える」は情報を提供した後に、



相手自身にその情報を 【 育む 】事をさせます。















お父さんの言った事をやってみてどうだった?



 



どこがいい感じでどこがなんだかうまく行かない感じ?



 



どこが上手くできたと思う?



 



どこをどうすればもっといい感じになると思う?



 



そうそう! いい感じ!!



 



おっ! ちょっとできたジャン!



 



うんうん ここまでは出来るようになったよね!











人にはその人なりの 学習スピードがあります。知識を自分の血と肉とするプロセスは違います。







情報の一方的な押し付けでは限界があります。その情報を育ませる時間が必要なんです。









自分品質向上委員会的な「コミュニケーション力が高い」「人との関わり方が上手い」方法での「教える」は、教える側の人が出来ない事でも相手に教えることが可能になります。















我が息子、乗れなかった補助輪なしの自転車もタイヤ飛びもいつの間にか出来るようになっていました。





自転車に乗れた日、タイヤ飛びが飛べた日、の夕方は私に話したくって話したくって仕方がなかっそうです。そして、観て欲しくて仕方がなかったようです。「ねぇねぇ~ 今度の休みはいつ? 休みの日は学校に行こうよ!!」ってね(^^)









息子は息子なりに 私から得た情報と自分で体験した情報を自分なりに育んで自分の中で自分なりの体験学習サイクルを回して、自分の欲しいものを手に入れました。





★体験学習サイクルについてはコチラを参考に









「教育」は情報を教えて育ませる事





そして、私達、自分品質向上委員会のメンバーの「コミュニケーション力が高い」「人との関わり方が上手い」教え方は





「教育」でもあり、「共育」なのかもしれませんね。









自分の方法論、価値観、体験談の押し付けではなく、共に育む関わり合いをする、相手の望む所へ相手のやり方で出来るだけ早くたどり着けるように寄り添う・・・







そんな関わり合いを是非 してみてください♪









2012年07月09日(月)更新

240709 中小企業の資金調達に役立つ金融検査の知識(金融庁の資料より)のご紹介


是非 お知り合いの経営者に教えてあげてください







お世話になります。Officeパートナー代表の渡辺です。





金融円滑化法が終了を迎える25年3月まで あと9か月となりました。





すでに円滑化法を活用している企業は 円滑化法を活用した効果を実績として出していかなければならない時期です。





まだ、円滑化法を活用していないけど会社の資金繰りは火の車で、活用等を悩んでいる企業は早々に金融機関へご相談に行かれた方がいい時期でしょう。





そのような状況の中、今日は金融庁のホームページに掲載されています「知ってナットク! 中小企業の資金調達に役立つ金融検査の知識(PDFファイル)」のご紹介をしたいと思います。



知ってナットク! 中小企業の資金調達に役立つ金融検査の知識






「知ってナットク! 中小企業の資金調達に役立つ金融検査の知識(PDFファイル)」












金融庁は金融機関が企業への資金供給という役割を適切に果たしているかという金融検査を行っています。金融検査は







・健全な企業に対する円滑な資金供給を行ってるか





・融資した企業の経営状況・経営実態の適切な把握に努め、金融機関の立場からの経営相談、経営指導等の支援に取り組んでいるか





・融資したお金の安全性を正確に行っているか







など、金融機関が金融仲介機能という役割を適切に果たしているのかをチェックしています。











大企業と中小零細企業とでは 資金調達には大きな違いがあります。







大企業は株式市場から株式取引を通じて広くかつたくさんの資金を調達することが出来ますが、中小零細企業は金融機関からの借入による資金調達がほとんどです。





いわば、中小零細企業の資金調達は「金融機関頼み」なのです。ですから、中小零細企業は設備資金・運転資金・攻めの戦略投資資金を調達する為に金融機関から融資を受けなければ やっていけません。







勿論 本来は本業たる事業で稼ぎだした利益を資金源泉とするのが一番いい方法ですが、損益上の利益とキャッシュフロー上の資金増加額とは一致しない(勘定合って ゼニ足らず)のが常です。







【勘定合って ゼニ足らず】に関してはFacebookページ「財務メタボ改善研究会」でも書いていますので よろしければこちらもご参考にしてください。









そして、中小零細企業にとっての生命線である「金融機関からの借入に関する金融機関とのリレーションシップ」に関しての情報は意外と周知されていません。





今回紹介します中小企業の資金調達に役立つ金融検査の知識(金融庁の資料より)PDFファイルにも金融機関との交渉において役立つ様々な情報が掲載されていますが、この冊子を見たことも読んだこともない方は多いのではないでしょうか?





また、金融庁では、「資本性借入金」の積極的な活用を金融機関にも検討するように要請をしているようですが、ほとんどの企業でメインバンクから「資本性借入金」の提案を受けた事はないでしょう。









資金調達手段が限られている中小零細企業において、借入による資金調達、資本性借入金への転換による債務超過の解消によってに新規融資の獲得は企業経営をしていく上で 知っているとトクをする情報でしょう。









これからが踏ん張り時です! 絶対に業績を回復させて企業財務体質も改善させていきましょう!















(参考)





資本性借入金とは(DDS/ Debt Debt Swap)





既存の借入金(負債)を資本金に準じた取り扱いの借入金に転換することで、自己資本比率の改善が出来て金融検査上の債務超過が解消されることになります。





資本性借入金の返済条件は





・長期間償還が不要(最終返済期限に一括返済)





・業績に応じた金利設定





・法的破綻時の回収が他の債権に劣後する





という条件です。





ただし、融資をしている金融機関側にしてみればデメリットが生じるため、資本性借入金(DDS/ Debt Debt Swap)を受けるためには





・本業の部分では営業利益が出ている





・営業キャッシュフローがプラスである





・新規融資が事業の発展や利益創出に確実に貢献する





・企業として魅力がある





・回復の実現可能性が高い





などの条件が必要となります。

2012年07月07日(土)更新

240707 「事業と財務体質の再構築」事業再生にむけて・・・その3


お世話になります。Officeパートナー代表の渡辺です。





事業再生に向けてのプランニングの続きです。











事業再生に向けてのプランニングをする時は







・目の前に迫っている経営危機の回避





・リーダーシップの再検討





・利害関係者との関係再構築





・事業の再構築





・財務体質の再構築









これらを織り込まなければ、事業再生はあり得ませんのですが、前回は「利害関係者との関係再構築」をご説明しました。









次に大事なのは 「事業の再構築」と「財務体質の再構築」です。









私は ” 会計畑出身(会計事務所出身) ” なので、企業の会計・お金・数値にフォーカスが行き易いです。







素晴らしい経営理念を掲げる、地域活動や各種所属している団体の活動に貢献していく、理想を熱く語る、経済景気の動向をまめにチェックする、各種勉強会や研修会に参加して新たな知識を吸収する など これらの活動は経営者にとって、企業経営をしていく上で必要なこともあるでしょう。





でも、いくらキレイごとを言って、地域にとって色々と貢献しているとしても、会社が赤字では本末転倒ですし、対外的な活動でいくら「いい人:いい会社」だと言われてたとしても 自社の赤字解消にコミットできないのは私はいけないことだと思っています。









今回ご説明する 「事業の再構築」と「財務体質の再構築」はお互いが関連しあっているので、併せてご説明したいと思います。











事業を再構築していくには








・事業部門や商品などについて集中と選択をする






・組織の構造を改革する






・運営(オペレーション)の見直しをする








そして、入ってくるお金と出ていくお金を管理する



(財務体質の再構築)が重要になります。













業績悪化が常態化している企業、経営が破綻しかけている企業は 自社にとっての「稼いでくれている店舗・部門・商品」と「足手まといになっている店舗・部門・商品」とが明確にわからない事が多いです。









年商5億以上の企業規模であれば、部門別会計や独立採算制度などが実施されていて売上や経費、貢献利益などが店舗別・部門別・商品別に把握できているでしょうけど、年商が1000万円~3億円ぐらいの規模ですと、売上も経費も利益も 全体としてでしか把握できていない場合が多いです。









これでは、








どこの店舗、どの部門、どの商品に対してテコ入れをしたらいいのか?






どこの店舗、どの部門、どの商品を撤退したらいいのか?






どこの店舗、どの部門、どの商品に経営資源を集中したらいいのか?








がわかりません。









よって、会計システムを見直して、せめて店舗別・部門別に毎月の試算表数値が集計されるように経理会計業務を見直す必要があります。まず、当社の赤字が出ている所、出血している所を見つけるためにも店舗別・部門別会計に変更をしましょう。現状・現時点がわからなければ、目的地に行きたくてもどの地図を見ればいいのか分かりませんからね。





そして、自社の置かれている市場を見直す事が必要です。











現状の市場でも自社が赤字から脱出できる可能性があれば、脱出するための事業再構築をすればいいのですが、現状の市場では先行きが見えない、暗いのであれば、再構築する方法も変わってきます。







先行きが見えず市場として成長可能性がない市場にもかかわらず、その市場でしか事業ができないのであれば、その成長可能性がない状況でも赤字にならないためのリストラ・縮小が再構築のメインになりますし、赤字が止まらないと判断すれば傷を大きくする前に事業の清算を考えて、次の人生設計をする必要があります。







また、現状の市場はそのままだとしてもその市場に隣接はするものの今までの市場とは違う市場で勝負が出来る可能性があるのであれば、その新たな市場に対応できるように事業の構造や仕組みを構築する必要があります。











そして、これら事業の再構築をしていくには組織の指示命令系統の改善や変更、人材の確保や離職の食い止め、内部リーダーの育成などが必要になります。







トップダウンオンリーの経営では、事業再生は出来ません。トップダウンでもありながら、ボトムアップによる社員全員の自主的・主体的な生産活動が無ければ企業は生まれ変わることが出来ません。その為にも 組織の活性化が必要なのです。









組織の構造が変わるという事は、今までの仕事のやり方や製品づくりの流れ、原料の調達方法なども見直さなければならなくなります。リードタイムを短縮するためのオペレーションを検討し、時間的・コスト的な削減を図りつつも、商品製品の品質は落とさずにしかも向上させる必要があります。













これらの改革をするには、【お金】が必要です。







でも、赤字が常態化していて業績が悪化している企業は 資金繰りにも窮しています。そのような資金状態でも、入ってくるお金をしっかり管理して、出ていくお金をしっかり管理しなければなりません。







廃止する所は廃止するし、削減する所は削減するし、逆にお金を使っても攻める必要がある所にはお金を集中させなければなりません。それには資金繰り計画が必要です。お金をどこから調達しつつ、どこの支払いを抑えて、どこの支払いをして、どこと支払等の交渉をするのか?を検討します。









財務的なリストラを実施して、財務体質を改善させることが必要となるのです。











事業再生というと、「売上を増やして」「経費を抑え」【利益を出す】 という 損益計算書関係に目が行き易いですが、資金繰りがとっても重要になるので貸借対照表関連の改善が実はとっても大事なんです。









例え 赤字でもお金が回っていれば企業はつぶれません。 逆に 黒字でもお金がショートしてしまえば企業は倒産します。











そして、これらの事は、赤字が常態化している企業・経営危機に陥っている企業だけの話しではなく、すべての企業に共通している話なんです。







売上が伸びている時は 一見 何事もいいように感じますし忙しさに翻弄されて、市場の見誤り、組織における淀み、オペレーションのムダ、資金の入りと出のタイムラグ まで意識が回らず、後々にボディブローの如く ジワリジワリと効いてきます。









さらに欲を言えば、窮地に落ちて落ち込んでしまった状態ではリカバリー出来る時間的余裕が無かったり、資金的な余裕が無かったりしますので、「まだ当社は大丈夫」という余裕があるときにこそ、自社の内部的見直しをすることをオススメします。











将来の危険を未然に回避するのも経営者の役目です。







2012年07月03日(火)更新

Coaching実例 その7「別の言葉で言い換えると・・・?」コーチングで宝探し


今回もコーチングの実例をご紹介していきます。





「潜在的なニーズを顕在化させるのが私の仕事でもあるんです」とクライアントさんが話してくれました・・・









Coaching実例 その7「別の言葉で言い換えると・・・?」





これはGさん(サービス業の営業をしている女性:40代後半)のケースです。Gさんは 目標達成のコーチングを進行中のクライアントさんです。2週間に1回のペースで実際にお会いして話しをしながらブレインストーミングをしたり、コーチングしたりして、現状を明確にしています。







前回のコーチングで計画した行動計画の実行具合を確認しつつ、その体験から感じた事、気付いた事を書き出してもらいます。









頭で考えてただ話しをしているとコーチングの流れは淀みなくスムーズに流れていきます。一見すると 良いリズム・スピードで進んでいきますが、私達の思考回路は話すスピードの5~7倍のスピードで色々な事が浮かんできますから、口に出して表現できる言葉は頭に浮かんできた言葉の5分の1ぐらいしか表現できません。





そのような状態でコーチングを進める方法もありますが、今回は「文字にする」事によってスムーズに流れている会話を一旦止めながらコーチングを進めていきます。









「文字として書く」⇒ 「思考が一旦止まる」⇒「書いた文字を自分で観る」⇒「そして考える」⇒「思考が動き出す」・・・・・








と思考を見える化させて、「目」から「思考」にフィードバックさせます。









これをすると、【自分と対話】ができるんです。私はちょっと呼び水の手を差し伸べるだけです。









・やってみた結果は?








・何が起きた?








・行動してみて感じた事は?








・気付いた事は?








・それはどういう事?








・今回の体験をどう次に活かす?












質問を投げかけ、Gさんに考えてもらいます。









Gさんは考えて、頭に浮かんだ言葉をホワイトボードに書き出します。書き出しながら、「ふんふん・・・  そうそうっ!  これだよね・・・」と自分と会話をします。





何かに気付き、何かを感じているんですよね。





この事はとっても大事な事です。









Coaching実例 その7「別の言葉で言い換えると・・・?」






そして、私から「Gさんが提供するサービスを 敢えて別の言葉で表現すると何て表現できる?」と質問。







Gさん「えぇ~~~~~っ!!  別の言葉でぇ~~~・・・???」 ちょっと悩んでいました。







Gさんがいつも提供しているサービスですので、Gさんにとってそのサービスの見え方はいつも同じに見えています。





でも 視点を変えて、見る角度を変えてみると、そのサービスが【相手に与える事が出来る事】が言葉として見えてきます。







Gさんは10年以上その仕事をしていますから、Gさんにとって当たり前になってしまっている事の中に何かヒントが埋もれているかもしれません。それをGさん自身に「宝探し」してもらいたかったんです。









今回のコーチングでも 色々な事に気付いていたようです。





さぁ! Gさん コーチングで決めた事を計画通りに実行していくだけですよ♪

2012年07月02日(月)更新

240702 Give & Take に囚われて・・・


お世話になります。あなたの「心の友」(^^)自分品質向上委員会 委員長の渡辺です。





コミュニケーションワンポイント講座:達人への道の第48回目をお送りします。







あの人素敵だなぁ~ と思える人の共通項は「コミュニケーション力が高い」「人との関わり方が上手い」です。





そして、「自分とのコミュニケーションも上手に取っている」という点です。





あなたの周りにもいますよね? 見た目が素敵な人ではなく、心理的に素敵な人です。







今回お送りするコミュニケーションのワンポイントは  「 まぁ~いいっか 」 です。











・いつもこちらからメールしているんだけど、あまりメールは返ってこない






・私ばかり電話をしていて、相手からはあまりかかってこない






・大事な情報を伝達するのはいつも私から






・順番的に最後が私だから、後始末はいつも私






・当社ばかり接待している






・お互い忙しい身なのに、いつも私ばかり忙しい






・月末で忙しい時は手伝ってあげているのに、私が忙しい時には気に留めてくれない











こんな不平不満 ありませんか?











不公平だッ!!












私ばかりッ!!













そんな イライラやモヤモヤ 抱える事ありませんか?







私はあります(笑)









コミュニケーションの事、心理学の事を勉強して、実践をしているにもかかわらず、こんな「 イライラやモヤモヤを抱える事 」は多々 あります。















私達は大人として、道徳的に、倫理的に、マナーとして










物事は Give & Take な関係








50 対 50 の関係(フィフティー・フィフティーの関係)








公平な関係でいるのが大人として長続きする関係












だと思っています。









ちょっの差なら認知的不協和(人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語。アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱された。 人はこれを解消するために、自身の態度や行動を変更すると考えられている。:私がこれだけあの人に尽くすのは、私が相手の人の事を好きだから、大事に思っているからだと自己を納得させる行動や考え方を変える事)によって、自分を落ち着けることができますが、この差が大きくなると不平不満は爆発します。









では、この「差による不平不満」はどうすればいいのか・・・?  という話は様々な書籍でヒントが書いているのでそれを読んでください。ここでは「自分品質向上委員会的な見方」をしてみたいと思います。











それは、









Give & Take な関係





50 対 50 の関係(フィフティー・フィフティーの関係)





公平な関係でいるのが大人として長続きする関係











が本当に正しいのか? という視点です。








言い方を変えると、あなたが認識している 「その差」は 本当に 「差」 なのか?です。















あなたが送るメール、あなたが掛ける電話は、あなたが「私の方が多い・いつも私から」と思っているいますが、相手の人は「自分の方からメールしたり電話したりするのは少ないよな・いつも相手からしてくれているよな」と認知しているでしょうか?





あなたは大事な連絡事項を回覧し始めるのはあなたで「いつも私がしてあげている」と思っていますが、他の人は「いつもあなたから始まっている」と認知しているのでしょうか?





あなたは「いつも当社が接待をしている」と思っていますが、相手の人は「いつも接待を受けている」と認識しているでしょうか?





あなたは「いつも忙しい時は手伝ってあげている」と思っていますが、相手の人は「忙しい時はあなたに手伝ってもらっている」と認識しているでしょうか?











「公平である」 「不公平である」 という認識や比較は誰がするかというと自分自身ですよね。自分の価値観やモノサシでなんらかをはかったり(計る・測る・量る)している主観的な視点です。















そう!  あくまでもあなたの勝手な思い込みなんです。













そんなぁ~~~ Oh My God!!  と嘆きたくなるかもしれませんが、あえてここでは「自分品質向上委員会的な見方」をしています。







過去にもこの自分品質向上委員会のコンテンツで紹介していると思いますが、私達の物事の捉え方は千差万別・その人それぞれなんです。











あなたが優しく差し伸べた手を、相手が嬉しく思う人もいれば、疑心暗鬼に見る人もいるし、卑屈に思う人もいます。





あなたの優しさからした行動をありがたく感じる人もいれば、迷惑に感じる人もいます。





あなたの行動や掛けた言葉、したことを良く捉える人もいれば 悪く捉える人もいる訳です。





それが私達の価値観の違いや視点の違いなんです。











そして、









GOOD or BAD








Yes or No












という「どちらか」ではなく、「どちらでもない ニュートラル」というエリアも存在しています。













あなたが送るメール、あなたが掛ける電話に対して 嬉しいと思う人・思う時があれば、困るイヤ迷惑だと思う人・思う時もあれば、別にぃ~~・・だからぁ~~ というどちらでもないニュートラルな人も・時もあるんです。





あなたがしてくれる情報の発信や最後の後片付けに対して、ありがたいと思う人がいれば、やって当たり前でしょと思う人もいるし、時に気にしていない・気付いていないニュートラルな人もいるんです。





あなたが手伝ってくれた事に対して、嬉しい・助かる・お返しをしなくてはと思う人がいれば、余計なおせっかいだ・ポイント稼ぎだと思う人もいるし、ただただ受け取るだけでその先を特に考えていないニュートラルな人もいるんです。









私達は大人として、道徳的に、倫理的に、マナーとして







物事は Give & Take な関係





50 対 50 の関係(フィフティー・フィフティーの関係)





公平な関係でいるのが大人として長続きする関係







だと思っていますが、これに囚われてしまっていないでしょうか?











確かにこれらは 学校教育では 「正しい事」といわれていますが、私達は育ってきた環境、受けてきた教育、学んできた事、体験してきたことは一人ひとり違います。この体験から得た価値観や習慣はみな違います。







「自分の正しさ」は大事ですが、その「自分の正しさ」に囚われてしまうと、他人を受け入れることが出来なくなってしまう可能性がでてきます。







右手に持っているあなたの「自分の正しさ」を左手に持ち替えて、空いた右手に「相手にとっての正しさ」を持ち、両方持つことが出来たら見えるもの、聴こえるもの、手から伝わる感じるものも違ってくるかもしれません。





右手に持っているあなたの「自分の正しさ」を手放す必要はないんです。持ち替えればいいんです。







囚われることなく、「持ち替える」という選択を自分ですることが大事なんです。若しくは 囚われている事を解放させるんです。













なんでだよぉ~~!!








返ってこなくて寂しいなぁ~・・








私ばっかりでつらいなぁ~・・








どうしてなんだよぉ~!!














その気持ち よぉ~~~~~くわかります(笑)



私も こんな気持ちになりますもん♪









でも、こんなモヤモヤな気持ちを選択していても、この気持ちをクリアにするには 相手の人が「あなたが望む行動をしてくれる」という状況にならないとあなたのモヤモヤはすっきりしないことになります。でも、相手の人が「あなたが望む行動をしてくれる」確率は正直物凄く低いでしょう。







でも、「あぁ~・・・ 自分は自分の正しさに固執し、囚われているからこんなにモヤモヤしているんだよな~・・・ でも、あの人はあの人、自分は自分 自分とは全く同じではないんだよなぁ~ まぁ~ いいっか♪」と解放させると気分の切り替えが可能になります。











相手の事を大事に思うからこそ モヤモヤする。






相手の事を大事に思うからこそ まぁ~ いいっか♪と解放させる









是非 お試しあれ♪





私も やります(笑)









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会社概要

・クライアントの意志決定支援パートナー ・企業と人財を元氣にするパートナー

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個人プロフィール

1969年11月生まれ静岡県立三島南高等学校 卒業大原簿記学校 卒業大原簿記学校卒業後、都内の会計事務所に2年間勤務。在職中、法人・個人合わせて約25件の顧問先の会計指導・サポート・税務申告サポート等の業務を担当地元に戻り、実家の食料品スーパーを継ぐ。ストアコンセプトを「地域密着店」とし、顧客...

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